関東煮 : 月見草のように・・・

おいしいおでんは、冬場でなくてもおいしいものです。こちらのお店は平日だけの営業ですが通し営業しているのでピーク時間を外せば・・・と思いきや、約20分ほどの待ち。

こいも(200円)+すじ肉(210円)+つくね(120円)+うめ焼(130円)
一口サイズの里いもが3個。ダシを吸って程よい柔らかな感じになっています。里芋ならではの粘りも味わいも生かされています。
大阪では定番ともいえる牛スジ肉はきれいに串にささっており、見た目も美しい。こちらもダシを吸うことで味がよくしみこんでいます。
これらに比べるとつくねの存在感は小さめに感じますが、おでんのつくねはダシを吸うことで程よい食感になっているのがいいですね。
そしてどっしりと鎮座しているのが関西ならではのうめ焼。はんぺんに玉子を練り込んだような感じで、梅の形になっています。ダシをたっぷり吸いやすいこともあって、味の方はダシと卵が一体化した感じに。分厚いので食感もあります。

げそ(150円)+ねぎま(220円)
おでんとしてげそがあるのは珍しいのですが、げそならではのコリコリっとした食感もあって、おでんに合うと思いました。
そして、マグロとねぎでねぎま。焼き鳥のねぎまとは違いますが、鮪の方もダシをしっかり吸い込み、しかも全体のバランスもよくて病みつきになりそう。

えのき(150円)
注文後におでん鍋に入れて仕上げていくえのき。ベーコン巻きにすることで、汁を吸いこんだベーコンと一緒に食するもよし。ダシと一緒に食するもよし。ダシはいろいろなものから出ている汁の部分もあるのでえのきの味がより一層出ている感じに。

肉吸(420円)
おでん以外での人気メニューが肉吸。肉、ネギ、だし！というシンプルな構成ながらも色合いとしてはネギがしっかり存在感を出しています。ここにうどんを入れるとかご飯を入れてもいいのですが、おでんを結構堪能しているので追加物はなし。おでんの出汁もいいし肉吸いもいいし。汁好きにはたまらない組み合わせですね。